(だらだら書いていたら、ものすごく長くなりました。注意)
続きのおじいちゃんのことを書こうかと思っていましたが、昨日で調子づいたので、また家族のことを書こうと思います。(おじいちゃんも家族だけど)
こういう昔(?)のことってのは、あたしの中では完結しているもので、あえて書こうという気になることがほとんどないのです。なので、その気がある今のうちに書いておきます。
98年からの2年はフランスに引っ越すまでスイスで実家住まいだったわけです。
住まいとしては別れていましたが、ジル君のとうさんかあさんと、姉さん家族と同じ家に住んでいました。(姉さん家族4人は3階部分の住まいに住んでいた。これも別玄関で、まあ要するに3世帯住宅?。かあさんたちは1階と2階、あたしたちが1階の一部)
当時はそのおじいちゃんとのフランス語レッスンをやめたあと、毎日あるセミプライベートなレッスンを受けに午前中いっぱい学校に通っていて、お昼はかあさんたちとごはんを食べ、午後は宿題をやったりしつつ、夜はジル君も加わって、またかあさんたちとごはんを食べるという、甘えた生活を送っていました。
なので料理好きなかあさんの手料理を丸一年、365日味わったことになります。
ごはん時になると、上のかあさんのキッチンに行き、テーブルセッティングの準備をしたり、カウンターに腰掛けて、お料理するのをみながら話したりしてました。(といっても、かあさんはすごく話し好きなので、ほとんどあたしは相づち程度です)
とうさんは健康上の理由もあって当時50%しか働いていなかったので、毎日仕事はお昼まででした。(この50%ってのは、心臓のせいなのだけれど、これは仕事での労災?が認められていて、お給料は100%もらってました)
で、お昼はもちろんいっしょに食べ、午後は好きなことやってました。
とうさんは船が好きで、レマン湖に船を持っていたので、天気のいい午後にはよく船を出していて、そのときはあたしもいっしょに行って、釣りをしたり(ほとんど釣れないんだけど)、船についてるおさかな探知機?で水深を眺めつつ、かあさんがいっしょにいるときは、かあさんが湖の真ん中で泳ぐのをみてたりしてました。
(あたしは真ん中では泳げません。水深300メートル、しかも真っ黒な感じ)
泳ぐといえば、とうさんのいとこが同じ街に住んでいて(徒歩8分くらい、車で2分)、そのおばさんのとこにはプールがあったので(がーっと水流が出て、泳いでも進まないようにできるやつ)、そこにもかあさんとよく行って、泳いだり、お茶しながら話したりしてました。
歯医者や皮膚科(食生活を変えてから完治した、アトピーみたいな足の炎症のため)にもかあさんに連れて行ってもらってたし、3週間に一回のエステとかにもかあさんの行ってることに連れて行ってもらってました。
買い物にもよくいっしょに行ってましたね。
学校があったから、そこでのお友達が家に来たり、そっちに行ったりもしていたし、まあ、あれです。当時はなんだかんだといろいろ周りにあって、外にもよく出ていましたね。
というか、ひとりでまったりできるような環境ではなかった。
とうさんとかあさん宅にはお昼でもたいていだれかきていて、お昼ごはんもとうさんかあさんとだけではないことがほとんどでした。
いまはテレビっ子ジル君がテレビの電源を入れないとみないあたしですが、当時はよくみてました。夕方になるとひとりでもテレビをつけ、とくにカートゥーン・ネットワークのアニメだとか、フレンズとかのTVシリーズ、バラエティなんかもみてましたね。
フランス語上達にはかなり役立ちます。
単語や言い回しを覚えるのにはかなり効果的だと思う。
一年経って、あたしのフランス語も落ち着き、とうさんが仕事を早期退職してフランスに船を買い、家の中で引越しがきまりました。
とうさんたちがフランスの船生活に入るので、ほとんどいることのないこっちでは小さな部屋で十分だということになって、あたしたちが3階に上がり、ねえさんたちが1-2階に下り、とうさんたちがワンルームをとることになったのです。
あたしとジル君が使っていたワンルーム+キッチン・ダイニング+バストイレのアパート部分は、(システムキッチンをとって、キッチン・ダイニングは普通の部屋に改装し)ねえさんたちの住居の一部として組み込まれることになり、とうさんたちは、元々かあさんが、リフレクソロジー...じゃなくて、マッサージルームに使っていた、バストイレつきの部屋に移動。そっちは部屋につながってる日焼けマシーン?みたいな、大きな機械を置いていた部屋をキッチンに改装して使うことになりました。(後に2003年にあたしたちがまたスイスに住み始めるとき、かあさんたちのこのキッチンつき部屋をいまのアパートがみつかるまで3ヶ月ほどかりてました)
かあさんはマッサージをやってました。マッサージって言い方が合ってるのか微妙ですが...。
お金はもらっていましたが、ほとんど趣味+口コミで少人数のみ。
毎週同じ顔ぶれだったように思います。
マッサージルームはエッセンシャルオイルとかのせいか、いつもものすごくいい香りがしてました。リラックス系の。
最初にいた2年のスイス生活のうち、1年はかあさんたちとかなりいっしょでしたが、3階に上がってからは、かあさんたちもいないし、自分たちで毎食作ってちゃんとするようになりました。
とはいえ、下にねえさん家族が住んでいるので、あたしが一人のときのお昼とかはいっしょにすることも多かったです。
そうそう、ジル君はお昼によく帰ってきて家で食べていたので、お昼はひとりでないことがほとんどでした。
まあ、いまはかならずお昼には帰ってくるので、同じ状況ですね。
姪っ子たちも小さくて、でも苦戦しつつ相手をしてたのを覚えています。
まだフランス語もかなりいまいちだったってのに、本を読んでほしいとか、あれして遊ぼうとか、小さな子どもだから容赦ないわけです。
そんな一番上の姪っ子も15だかになるので、いまはもうはっきりいって大人で、普通の話題を普通に友達に話すみたいに話せるから、すごくいいです。
あたしは絶対大きい方がいい。
だからいつも小さな子には早く大きくなれと思っています。
あ、あたしは猫や犬でも大人のが好きです。
小さいのはかわいいはかわいいですが、大人猫のが絶対に好き。
手のひらサイズに小さかった小次郎にも、早く大人猫になってほしいと大人になるのをすごくたのしみにしていました。
がっちり対等に遊べるし。
話がえらいとんでます。
実家住まいの頃は、広い庭と庭の一角に菜園があったから、そっちの手入れも手伝ったりしてました。ときどき。
秋の落ち葉掃きとか。
終わった花の処理だとか。
お野菜もらったりだとか。
1階に住んでた頃、宿題は午後によく外のテラスのテーブルでやっていたので、庭仕事してるにいさんやかあさんを、合間にぼーっと眺めたりしてたのです。
(手伝ってませんね、この場合)
この実家の家は、築60年だか70年だかですが、80年代に一度、大改築、大改装をやってます。
もとの家(ここはとうさんの実家の家です)から、大きく建て増し?をして、中も外も。
そして今年また改築改装をやる予定しています。
街の承認はとれたので、6月に工事開始らしいです。
あたしたちは住む気はありませんが、自分でいうのもなんだけど、内装もすばらしく、景色も抜群にいい素敵な家です。
次もまた、素敵に変わってほしいと思います。